「居酒屋」という文化を考えるとき、 もちろん食材の質が問われることに間違いはないのだけれど、 そこには、常に、「人」がいて、 「食」を通じた「コミュニケーションの場」があって、 だからこそ、僕らはわざわざお店に足を運ぶし、 「お代」というかたちで、 お店の元気となるようにと、感謝の気持ちをお渡しする。
「和っ花」の店長、村越さんはインタビューの中で、
「仲良く輪になって、楽しい時間を過ごしていただきたい」
という想いを、お店の名前に込めたとお話されていたけれど、 僕はまさに、それが、「居酒屋」という文化のスタイルなのではないかと感じました。
価格という概念だけで考えたら、 ビールでもなんでも、スーパーやコンビニ等で買ったほうが、 お店に行くよりも格段に安くすむだろうけれど、 一人だけでただ空腹を満たすだけの食事は、 どうも「味気ない」と感じることも多いと思う。
今は、昔と違って、 効率をとことん追求できる時代になったので、 家族や友人、他人と交わることを最小限に抑えることが、 非常に容易にはなったけれど、 それは同時に、 改めて、「笑顔が輪になっていく食事時間」の再確認ができる時代なのかもしれない。
そんなことを感じた一日でした。 村越さんは、決して口数の多い方ではないけれど、 その言葉のひとつひとつに、温度のある、 あたたかい「ひたむきさ」を感じずにはいられませんでした。
ところで、店内にご案内されているお品書き! どれも、すごくおいしそうで、気になるものが沢山! 因みに、村越さんは、このお店をオープンされる前には、 築地にて修行をされていらっしゃったとのこと。
お寿司、お魚の扱いに長けていらしゃるのも納得です! 「和っ花」に限らず、全国のお店は、 コロナ禍の煽りで、 店内の賑わいをそれ以前のように完全に取り戻すまでには、 もしかしたら時間もかかるかもしれないけれど、 この「温度」があれば大丈夫。 そんなことを再確認したように思いました。 僕もこうして、微力ながら、 いただいたご縁をつなぐお手伝いをさせていただいてるけど、 お店で紡ぐ、「笑顔が輪になっていく食事時間」が、 1日も早く帰ってくることを願ってやみません。
コロナに負けるな! エール飯!!!
(もっちー)